「99%の会社はいらない」(堀江貴文) 感想

「99%の会社はいらない」(堀江貴文)感想

本書は、仕事が自分のやりがいと異なっているのではないかと悩んでいるサラリーマンに是非ともお勧めしたい一冊である。

私自身は 高校から大学進学の際に、なにか面白いことができそう、という想いで学部を選び、 今はその延長で働いている。
だが、高校時代に抱いていた面白そうという期待は未だそのままで、日々の仕事につまらなさを感じている。
そういった背景にある私にとって、高校時代の「面白そう」と今の仕事に抱いている
「つまらない」という気持ちの間を埋める、埋められるのではないかと思わせてくれる一冊だった。

いかに、自分の好きなことに時間を使い、追求し生きることが素晴らしいか。
その為の考え方の一例がとうとうと書かれている。

話はまず、今の会社はおかしいのではないか、という万人に刺さる問いかけから始まる。
そして人々に、「そんな下らないことで悩んでいないで、 好きなことだけを考えて生きることで、下らない悩みから自由になってみては?」 と述べる。

「好きなことだけで生きられるわけがないじゃないか」という様々な意見に対して、 堀江さんの関わってきた事業、実際に行った活動も例に挙げながら 「そんなことないでしょ」と議論を展開する。

単に明日から真似できるだけの敷居の低いノウハウ本ではない。
ただ、「好きなこと」との向き合い方を考え直し、新しいことを始めるきっかけとしては十分な力がある。

本当にやりたいことと、仕事の間で鬱屈を貯めている人には是非お勧めしたい一冊だ。

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